人が森と心でつながり癒されるために。 | 東京ウェッサイ

東京のオアシス奥多摩・御嶽でネイチャーセラピストとして活動しています。ネイチャーセラピストとは「自然を活用して、ストレスがたまっている方の身体と心を癒す」人のことを指します。

現代はうつ病などの心の病で悩んでいる方が100万人いると想定されています。実は私自身もうつ病を経験し、一時期は薬が手放せない時期もありました。ですが、知人と一緒に奥多摩へ行き、森の中を歩いているだけで、身体の芯からみるみる元気が湧いてくることに気付きました。その後、一週間奥多摩へ通い、釣りや鳥の声を静かにゆっくり聞くだけでずっと手放せなかった薬をついに手放すことが出来ました。

その経験を通して私は森が人にとってどれほど大切な存在なのかを体感し、奥多摩町認定森林セラピーガイドの資格を第1号で取得し、ネイチャーセラピストとしての活動を2009年から始めました。自分自身が心の病で苦しい思いをしたからこそ、私はネイチャーセラピストとして、一人でも多くの人の身体と心を癒せるようになりたいという想いから、先日御嶽に古民家を借り、仕事だけでなく暮らしも自然に根差したものに変えていくことにしました。古民家の裏にある畑で野菜を作り、それを食べ、残ったものは鶏に食べさせ、鶏の糞は畑の堆肥にするという循環型ライフスタイルを始めています。

3.11以降、日本人の身体と心は大変疲れており、お客様の中からは「ただ、森に癒されに来ました」という方が増えました。また、放射能の影響で外で遊ぶことが出来ない福島県の小学生に対して自然の中で思い切り遊ぶことが出来る環境を創りました。

私はこれからも人が森と心でつながり、元気になれるようにネイチャーセラピストとして人を癒し続けます。

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