東京にしがわ大学って何ですか? | 東京ウェッサイ

「シブヤ大学」って知っていますか?2006年9月に開校したシブヤ大学には、校舎がありません。映画館やカフェ、病院、小学校などを教室にして授業をおこなっています。いわば渋谷全体がキャンパス。授業のテーマも、環境、福祉、映画、音楽、仕事、歴史などさまざま。講師は、音楽プロデューサーやデザイナー、アーティスト、職人、病院の先生などその道の専門家が多数参加。

この大学がおもしろいのは、その気があれば誰でも参加できること。そして、学ぶだけじゃなくて、教えることや、同じテーマで生徒同士が仲良くなって、次の活動につながっていくこと。言わば、学びを通じたコミュニティが生まれるところ。

現在、シブヤ大学では、全国に姉妹校を推進中。シブヤ大学のノウハウをもとに、その地域の人が中心となって、地域独自の大学を設立しています。すでに京都や、名古屋で開校し、札幌や、大阪、広島など日本各地で開校の準備中です。

そして、ここ立川を拠点に「東京にしがわ大学」も開校の準備中。第一回は、立川で生まれ育った20代女性の学長「なを」が、「東京にしがわ大学」にかける想いを熱く語ります。

ゲスト 酒村なを

酒村 なを

酒村 なを Nao Sakemura
東京にしがわ大学 学長

1983年立川生まれ。高松町の元米軍ハウスという「人のつながり」を強く感じる環境で24年間育つ。その中で、近頃の希薄な人間関係や商店街が寂しくなっていくことに危機感を覚える。「集える『場』が必要だ!」という想いから、友人たちと立川商店街での三味線ライブ開催、ハウスのお祭り「HOUSE DE ART」などに携わる。

「まちづくり」はその地域に関わる人全てでつくるものだと思ってます。そのためには、人どうしがつながれる「場」が大切で、だからこそ「東京にしがわ大学」をつくりたいと思うんです。