本と街と人がめぐる場所　国立本店 | 東京ウェッサイ

国立本店（くにたちほんてん）は2006年、中央線デザインネットワークの拠点としてオープンし、これまでの6年間、2年ごとに店長が交代して、企画・運営を行ってきました。活動7年目を迎え、企画運営体制を見直し、2012年9月から「ほんとまち編集室」が企画・運営をしていくことになりました。
 
「ほんとまち編集室」は国立本店を活動拠点に、本に触れ、街を歩き、編集し、デザインし、発信する活動体です。デザインディレクター萩原修さんを中心に、デザイナー、会社員、大学生、主婦、、、約30名の多彩なメンバーで構成されています。本と街を見つめ直し、暮らしの中のデザインやコミュ二ケーションのあり方を考えていきます。
 
ミーティングを繰り返しメンバー同士で話し合いながら、いっしょにできること、やりたいことを現在も模索中。活動をはじめてから約２ヶ月すこしずつメンバー個々人のキャラクタ−も見えてきてばらばらだった点と点が繋がりはじめているように感じます。
 
今後は、国立本店での本や日用品の販売、展覧会の企画、教室の運営、ほんの団地、まちやデザインについての研究会、フリーペーパーや地図の制作などを予定しています。
 
ほんとまち編集室と関わって、本と街、人について考えて、1年後、自分自身がどうなっているのか、どういう気持ちでいるのか、正直なところ、ちょっと想像がつきません。国立本店やほんとまち編集室もどうなっているのだろう。何かを成しているかもしれないし、何もできていないかもしれません。しかし、全く想像もつかない1年後を密かに楽しみにもしているのです。

【リニューアルイベント　『24時間　ほんとまち』】
国立本店リニューアルオープンを記念して、　10月6日・7日に24時間イベント『24時間　ほんとまち』を行います。
まち歩きワークショップ、リニューアルオープン記念パーティー、ゲストを交えての真夜中スナックトークの3部構成。

本やデザインが好きで集まる人。本を読む人。おしゃべりにちょっと立ち寄る人。ワークショップを楽しむ人。お店番をする人。パーティに参加する人。真夜中に立ち寄る人。
国立とはどんなまちなのだろう。どんなひとがいるのだろう。
時間ごとにうつろう国立のまちの表情、ひとの表情を見てみたい。
24時間を8時間ずつに分け、3部構成の企画を通して「国立本店を行き交う人の流れと時間の経過」を表現します。

【第1部　まち歩きワークショップ】「まちのかけらを集める」～国立を歩いて、「まちノート」をつくってみよう～
まちをグループごとに歩き、面白いと感じたことや発見したものなど「まちのかけら」を写真やメモで収集。
集めたかけらを１冊の「まちノート」にまとめ、紹介し合います。
歩く人によって全く違う、その人のテーマや視点で「まちを切り取る」ワークショップ。
　2012年10月6日（土）8:00 ～ 16:00　（発表は第2部パーティー内 16:00～17:00）

【第2部　オープニング記念パーティ】ほんとのパーティ
ゲストの方とほんとまち編集室のメンバーが一緒に楽しむ気軽なパーティ。
自己紹介のかわりにお気に入りの本にまつわる話や、その中から一番好きな一節を朗読する企画も。
2012年10月6日（土）16:00 ～24:00
　
【第3部　トークショー】スナックナイトで真夜中トーク！
真夜中の国立本店に、こっそりとスナックがオープンしました。
そのスナックで萩原修がゲストを交えて、本や街、デザインについて真夜中から朝まで繰り広げるトークショー。
2012年10月6日（土）24:00 ～ 7日（日）8:00

詳細→http://tackk.com/honten

【国立本店リニューアルオープン】
10月11日から通常営業開始。　
営業時間は木・金　15：00～21：00　土・日　12：00～18：00
月・火・水　定休
当面、本の販売などは行いません。
ほんとまち編集室メンバーが交代でお店番をします。
メンバーのお勧め本が並んだ「ほんの団地」に遊びにきてください。

【国立本店「ほんの団地」建設】
国立本店には、縦に5段、横に8列の40個の棚があります。
そこにどんな本が置けるだろう、どんな本棚にできるだろうと考えていた「ほんとまち編集室」メンバー。
ふと、その本棚の規則的な佇まいが、団地みたい？と気づくことに。
じゃあ、この棚ひとつが部屋になる？
部屋にはどんな人が住んでいるだろう？
お隣さんにお醤油を借りにいったり、回覧板をまわしたりしてね。
「ほんの団地」はそんなふうにして、ひとつの本棚＝部屋に入居した人が本を持ち寄り、それを通じて様々な交流をしていく場所です。
持ち寄る本は、自分が大切にしている本、誰かに読んでもらいたい本。
そういう本は自分のひとかけらになっているかもしれません。その本を部屋において、そこに住んでみよう、というのが「ほんの団地」の足がかり。
団地の入居者それぞれの交流、遊びに来た人との関わり合い、なんとなく店に立ち寄ってみた人とのすれちがい、そういったものが様々なカタチをとる空間になっていきます。
「ほんとまち編集室」と国立本店に足を運んできてくれた人がつくっていく「ほんの団地」にご期待ください。